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11月発行 最新メルマガ こんにちは、メルマガ執筆者の徳永哲士です。 よくこんな質問をいただきます。 「英語がまったく聞き取れないんですが、がんばれば話せるようになる のでしょうか?」 この質問はとても、「無謀」なことをいってることを、理解していない のかも知れませんが、この状態では、がんばっても話せるようにはなり ません。 代わりにこんなアドバイスをしています。 「赤ちゃんが言葉を、それもほんの片言の「ママ」という言葉をいうま に2000時間もただリスニングだけをしています。 話せるようになるには、まず聞き取れることが第一です。 言葉には、次のようなステップがあります。 1. 単に音として捉える(Sensing) 2. 話の内容を理解する(Interpreting) 3. 話の内容を自分になりに解釈する段階(Evaluating) 4. 話の内容に対して反応する(Responding) ところが、あなたは、4の段階、つまりいきなり「話せるようになりたい」 という段階にいこうとするのです。しかし、これは明らかに無謀なことです。 聞き取れない言葉を自分から発することはできないのです。 日本で仕事をしているスペイン人の女性に先日会いましたが、彼女は同じく 日本で仕事をしているイタリア人女性と仲がよく、六本木にいったりしてい るそうです。 私が「会話は英語でしてるの?」と聞くと、 「いいえ、私がしゃべるときはスペイン語、彼女はイタリア語で話す」という のです。しかもお互いの言語はまったく勉強したことがないそうです。 それでも楽しく会話が通じるというのです。 これは、イタリア語とスペイン語の語源はかなり似ているため、お互いに 「聞けば大体わかる」ということらしいのです。 その代わりに「お互いの言語をしゃべることはできない」 しゃべるとなると、これはお互いの言語をかなり知り尽くしていなければ ならない、つまり、4の話の内容に対して反応する(Responding)に 達していなければならないのです。 このメルマガ読者の方も、多くの方が、いきなり「話せる」ようになりたい という願望をもっています。 それが可能ならば是非そうしてあげたいのですが、現実には、 1. 単に音として捉える(Sensing) 2. 話の内容を理解する(Interpreting) 3. 話の内容を自分になりに解釈する段階(Evaluating) 4. 話の内容に対して反応する(Responding) というステップを踏まなければ、言葉は学習することが、できません。 (もちろん、これらは完璧なステップではなく、現実には、2の段階で ある程度3,4の能力も上達していく。) でも、英語は、言葉としては、とても単純で習得しやすい言葉です。 日本人が英語習得が、なかなか思うようにいかないのは 日本語の語順と英語の語順が違うこと 日本の英語教育が間違っていること であると何回もこのメルマガで書いています。 私は日本にいても、意識的に英語に接するようにしています。 そうしないと、英語力をキープするのが難しいからです。 仕事ではできるだけ英語ネイティブと会議や交渉する時間を取り入れ、 雑誌、新聞、本は6割方 英語で済ませます。 ニュースもCNN,ネットラジオはNPR. これで大体一日4〜5時間位の時間を確保できます。 もちろん、海外出張で出かけると、英語のみになりますので、そのほうが 思考回路はよりスムーズになりますが、日本で生活していても、英語ができな くなるということは、まずありません。 このようにいったん英語を習得してしまえば、あとは、楽しく英語に接していけ ば、一生涯使えるツールとして、英語を自分の中に持っていることができるのです。
英語を上達させる段階には、 1. 単に音として捉える(Sensing) 2. 話の内容を理解する(Interpreting) 3. 話の内容を自分になりに解釈する段階(Evaluating) 4. 話の内容に対して反応する(Responding) があり、そのステップを飛ばすことはできないと説明してきました。 1の段階は、英語のネイティブ英語の聞き取りが70%はできる、という 段階を目安にクリアしたと考えてください。 今までの受講生サポートの経験から、このレベルを早くクリアすることが その次のステップへ意欲的に進めるかどうかにかかってくるようです。 ここで躓くと、英語学習がつまらなくなってしまうようなので、ここは 一気に突破したいところです。 突破後、次のレベルである 2. 話の内容を理解する(Interpreting)には、どのように達するのか? ここは、イチバン英語学習者が悩むところです。 ひとつ例をあげましょう。 私の家族が通っていた小学校は、私立の小学校で1年生からフランス語と英語が 必須でした。小学校で2つの外国語をいきなり習わせるのもどんなものかと思っ いたのですが、生徒はものめずらしさからか、皆楽しく学んでいるようでした。 英語の授業はネイティブの先生一人に日本語のわかる補助の先生が一人という 構成で教えています。補助の先生は、生徒がたとえばトイレにいきたいとか なにか緊急の用事が無い限りは、授業に首を突っ込まないということでした。 で、ネイティブの先生はとても熱心なアメリカ人女性で、私は学園祭(幼稚園から 高校までの一環教育の学校なので学園祭があるのです。)のときに一度お話を させていただく機会がありました。 その先生は、英語を教えるときに今までにひとつの問題を持っていたそうです。 それは、生徒があらかじめテキストを読んで予習をしてくるので、授業がしにくい というのです。 どうして授業がしにくいのか聞いてみると、生徒が予習をしてくるため、先入観が できてしまっている、だから私が教えるときに何も染まっていない白い布地が きれいな藍色にそまるようにはいかないというのです。 私は先生に私が日本で英語を学習した環境と、これまでに私が海外で身に付けた 英語上達の手法をお話した上でひとつの提案をしました。 その提案は、その後で実際に授業に導入され、とても効果を上げています。 そしてこの方法は、 1. 単に音として捉える(Sensing) 2. 話の内容を理解する(Interpreting) の1から2に上達するときにもとても有効な方法なのです。 ネイティブの英語の先生に私が提案した方法は、 「生徒にテキストを一切使わせない」という方法でした。 私が小学校の頃とは違って、最近の小学生はほとんど1年生の時には ひらがなやカナカナが読めます。 で、テキストに振ってあるルビの「アップル」とか「オーレンジ」を 読んできてしまうのです。 しかし、予習の段階では、お手本となる発音がないので、多分母親の 発音を正しい発音と認識して授業に臨むのでしょう。 そのため、ネイティブの発音との差に驚き、小学生ですから頭がこんがらがって しまう。 このような方法ではなくて、あくまで授業中だけ生徒に集中して英語を 聞き取ってもらう。さらに英語ですべてを説明し、それをわからせる。 こういったことが英語初期の学習では重要だという提案をネイティブの 先生にしたのです。 私が驚いたのは、この先生がすぐにこの方法を試してみたことなのですが、 試したところ、ネイティブの先生が思い描いた方法に転がっていったという のです。 さすがにテキスト本全廃というところまではいきませんでしたが、生徒は ネイティブの先生の言っているとおりの発音をすること、さらに先生が 英語で説明していることを一生懸命推測して理解しようとすることでカンタンな フレーズから理解していくことができるようになりました。 つまり、 1. 単に音として捉える(Sensing)から 2. 話の内容を理解する(Interpreting)の段階への移行がスムーズに おこなえるようになったのです。 この方法は、英語の素地がない日本人子女が海外で経験するのと同じ方法を クラスで再現したまでで、これは英語上達の王道といえるでしょう。 メルマガは無料ですので、興味がありましたらぜひお読みください。 |
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