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英語3段とび吸収法を使って (米国MBA学生のNさん)

書籍の3段とび吸収法を読んでみて、実際の講座はどのようなものだろうと興味を持っていました。私は現在米国のビジネススクールに留学中ですが、英語試験であるTOEFL対策の勉強中に自然とやっていたListening勉強法がこの本に書いてある考え方と非常に似ていたので日本人としてはTOEFLで高得点を取った自分のやり方は間違っていなかったと思います。聞き取れるようになるには英語の音と単語のマッチング作業が頭の中でできれば良いわけで、音を知らなければ聞き取れるはずがありません。TOEFLで私が一番力を入れて練習したのは「聞き取れない音をいかにして推測するか」でした。実はこの力が一番重要で、100%聞き取る事は無理ですから、聞き取れた内容から必要な情報を抜き出し、あるいは推測する必要があるわけです。

MBAに合格後、渡米までの間は試験で高得点を取るのと実際に英語圏で生活するのとでは全く要求されるレベルが違うという事は米国長期出張の経験から十分に理解していましたのでリスニングの教材をいろいろと買って来ては取り組んでいました。しかし、ほとんどの教材はTOEFLよりもレベルが低く、日本人向けに開発されているので、英米人から見たら信じられないほどゆっくりとしたスピードで発音も不自然にハッキリした教材ばかりでした。これでは初心者ならともかく、自分には進歩が感じられないと思いました。

その点、3段とび吸収法ではNativeの全く普通の会話が教材になっているので、教材として不足はありません。この教材を使う前はTV番組やラジオ、映画を教材代わりにしていましたが、これらはスクリプトが無いので疑問点が出る度に自分で調べる必要があり、ハードスケジュールをこなさなくてはならないMBAにおいては時間の捻出が難しく、単に聞き流す程度で終わってしまっていました。3段とび吸収法にはスクリプトと重要な表現の説明がテキストについており、自分で調べる必要が無いので時間を有効に使う事ができます。

3段とび吸収法のもう一つのユニークな点は「ジャパングリッシュ」だと思います。中学で習っていても卒業してから何年も過ぎているため忘れている表現が多く、知っていてもNativeスピードの英語ではパッと頭に浮かびにくいような部分がジャパングリッシュでは上手く日本語になっていて、3段とび吸収法をやり始めの段階では非常に効果的だと思います。表現に慣れてしまえば逆に日本語が入ってくるのが不自然に感じるようになると思います。そうなれば既に70%レベルは達成しているはずです。

私は同期入学の日本人の中では英語はできる方で、授業のディスカッションでも積極的に議論に参加し、組織論や企業戦略など日本人が比較的不得手とする議論中心の授業でも成績はAをもらえました。しかし、実際にどの程度の英語力かを正直に言いますと、3段とび吸収法の20%〜70%レベルインプットの分類では70%くらいです。70%というと高いように聞こえるかも知れませんが、教材の内容は日常会話中心ですから、米国で既に1年生活してきた私にはコーヒーショップなどの店員との会話は毎日やってきているので聞き取れなくても何を言っているかは推測できるのです。初めて耳にする表現ばかりだったら、恐らく半分くらいしか理解できないと思います。しかし、半分も理解できれば十分に映画を字幕無しで楽しむ事ができます。実際、私は週末の娯楽には映画館に良く足を運び、$5以下の学生割引で新作映画を楽しんでいます。

3段とび吸収法を会得すれば、後は自分でこの方法を応用して英語の幅を広げていくことができると思います。理解できなかった英語を推測する作業が意識しなくても頭の中で自然とできるようになっていれば映画やFEN(今は名前が変わったと思います)放送でも、ごく自然に頭に入ってくるはずです。どうしても辞書を引かなくてはならないようなキーポイントだけを調べれば、実用上全く問題なく英語が使えるようになります。日常会話程度であれば中学で習う単語の範囲でほとんどカバーされるから、辞書を引く必要はほとんどないでしょう。

間もなく大学の医療保険のオプション契約(米国では歯科保険は標準契約の対象外の事が多い)の締め切りなので、第4回目のInsurance Customerの表現を早速試してみたいと思います。



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