腹をくくって英語を量産する

映画を字幕つきで見てください。
そうすると、ほとんどの英語が「読めばわかる」、
ということに気づくはずです。

たとえば、次の5秒程度の会話は「レインマン」での会話です。

トムクルーズ扮する兄が、知的障害者の弟(ダスティンホフマン)を
養護施設から誘拐したあと、モーテルでの会話です。

Are you hungry?

Yeah. Tuesday we have pancakes.

Pancakes? Well, that sounds good.

Yeah.

We’ll get some pancakes.

With maple syrup.

お腹すいたかい?
火曜は(養護施設では)パンケーキがでるんだ。
パンケーキかい、そりゃいい。
うん
じゃあ、パンケーキを頼もう。
メイプルシロップもね。

普通の会話では、英語の構文としては中学レベルが主に使われます。

政府のお役人へのインタビューやすこし知的な会話を
したい(そういうふうに見せたい!)と言う人は、少し
複雑な構文を使うこともありますが、それでも高校初級
レベルです。

つまり、英語の基本構造(文法といってもいいですが)に
ついては、中学レベル、もう少し頑張って高校初級レベル
であれば、それで十分だと言うことです。

重要なのは、中学レベルの文を、わかるだけでなく、
自分で使えることです。

たとえば、この「レインマン」の場面ではシナリオは次のように
続きます。

(レストランに入って)

「この店にはホットケーキがあるよ。」

「つま楊枝がないよ」(弟はつま楊枝でパンケーキを食べたい)
つま楊枝 toothpicks

「つま楊枝は必要ないよ。レストランでは、フォークを使うんだ。」

「それに問題なのは、メイプルシロップがないよ。」

これを英語にすることができるかどうか、が中学英語を使えるかどうか、
ということになります。

ちょっとやってみましょう。

「この店にはホットケーキがあるよ。」

They got pancakes here.

They’ve got  ・ They have でももちろんOKです。

「つま楊枝がないよ」
They don’t have toothpicks.

「つま楊枝は必要ないよ。レストランでは、フォークを使うんだ。」
You don’t need toothpicks.

In a restaurant, you use forks.
もちろん、順序を入れ替えて、
You use forks in a restaurant. でもOKです。

「それに問題なのは、メイプルシロップがないよ。」

普通の日本語ですと、
「メイプルシロップがないのは問題だ。」になるかもしれません。

The problem is…. や
The fact is …
The truth is …
などは、英語の構造としては、一般的なものですので、
それに近い日本語「「それに問題なのは、メイプルシロップがないよ。」を
英語にしてみましょう。

The problem is that the maple syrup is not here.

代わりに、
I don’t get the maple syrup. としましたか?
もちろん、OKですよ。

自分で英文を作るときはもちろん一つの英語しか正解じゃない、

ということはありませんので、自分のオリジナルの英文をドシドシ
作ってください。

自分で英文を作るとき、
「間違ったらいけないから・・・」と躊躇してしてしまいますよね。
でも、心配は無用です。
間違った英文でも、書いているうちに、英語力の伸びに
あわせて次第によい英文が書ける様になっていきます。
小学5年生の作文が小学2年生より遥かに優れているのと同じです。

1日1文からと決めて、1日1日と続けていくと、
最初は頭の中で日本語を作ってそれを英訳していたのが、
だんだん「考えていること」=>英語 と直結する英語回路が
できるようになります。

間違えて当たり前、と腹をくくってどんどん英文を量産してください。

カンタンな英文でいいので量産してみてください。
最初は1日1文かもしれません。
だんだん1日5文、10文と増え、数ヶ月続けられれば
1日100文くらい、隙間時間にすらすらっと書ける様になります。
ツイッターに英語でつぶやくというのは、最高です。
ぜひやってみてください。

このように、自分で英文を作っていくと、うまく英語の構文(文法)を
使いまわすことができるようになります。

そして言えないことがあると、「これを英語では何ていうんだろう?」と
いつも考えるようになり、これが語彙力と表現力を大きく伸ばします。