英語は文法的に正しければOK?

日本人にとって英語が難しいことの一つに、
日本語をそのまま英語にすると変な英語になってしまう、
言い換えると、英語をそのまま日本語にすると変な日本語に
なってしまうことがあげられます。

たとえば、

Dinner is ready.

であれば、簡単です。
「夕食は用意してある。」=>「夕食の準備ができてます。」
とすればいいわけです。
簡単というのは、このくらい短い文であれば、
頭の中で日本語と英語の違いを処理できるということです。

日本語の発想で英語にしようとすると、苦しくなります。

「夕食の準備」が主語か?
The preparation of dinner でいいか?

「できている」は英語でナンだ?
is done. でいいか?

このように組み立てていくと、英語話者がほとんど使わない英語が
出来上がってきます。たとえ文法的に正しくても、使わない表現に
なってしまいます。

では、次は同でしょうか?

「あなたは僕に幸せを感じさせた。」

日本語の文法としては正しいでしょうが、
こんな日本語を話す人がいるのでしょうか?

英語ではこうなります。
You made me feel happy.
そうです、先ほどの変な日本語は、
英語をそのまま直訳したものです。

文法的に正しかろうが、日本語には日本語の
「言い方」があります。

同じように英語には英語の言い方があります。

You made me feel happy. は日本語に直訳すると
さきほどの変な日本語になりますが、英語では
この発想が自然なのです。

では「あなたは僕に幸せを感じさせた。」を
自然な日本語で言うとどうなるか?

なかなか難しくすぐにはできませんね。

日本語が母語の私たちは、この違いを乗り越えて、
英語ならば英語らしい発想の表現をそのまま受け入れられる
ようにする必要があるのです。

同じような例で、

I want you to call me tonight.
を見てみましょう。

直訳すると、
「私はあなたに今晩私に電話をしてほしい」です。

これも文法的に正しい変な日本語です。

もちろん、普通は、「今晩電話してくれる?」と言うでしょう。

では、この日英語の違いをどうやって克服するか?
英語の発想の「型」を覚えて使うことです。

いったん英語的発想を取り入れることができると、
同じ「型」をした英語を自分でどんどん作ることができるようになります。

たとえば、

I want you to come to the party.
I want you to join the company.
I want you to come in early tomorrow.
I want you to know that I’m on your side.

アタマの中に、
I want you to  が固定化されて、これが英語のかたまり
として、理解できているからいくらでもこの型を使って
話せるのです。

文中の下記のフレーズも、決まった表現です。
いろいろな型にはめ込んでいくだけで使えます。
(いちいち、一語一語組み立てるのではありません。)

come to the party
join the company
come in early tomorrow
I’m on your side

少し変形すればもちろん応用範囲は広がります。
たとえば、
you を him, John, …. に変える。

I want him to come to the party.
I want John to join the company.
I want Tanaka-san to come in early tomorrow.
I want them to know that I’m on your side.

疑問や否定にも、

Do you want him to come to the party?
Do you want John to join the company?
Do you want Tanaka-san to come in early tomorrow?
Do you want them to know that you’re on their side?

I don’t want him to come to the party.
I don’t want John to join the company.
I don’t want Tanaka-san to come in early tomorrow.
I don’t want them to know that I’m on your side.

中に入れる表現も、入れ替えるだけです。
(join the company => stay in the company など)

もちろん。読んだり聞いたりすればすんなりと、
理解できます。
日本語を通さずに、英語の「型」で理解できるからです。

ぜひ英語ならではの発想を身につけてください。