能動的英語学習法

以前のブログで、もっともっと英語で発信(書く、話す)ことを
すれば、英語は上達する、と書いたところ、

「じゃあ、リスニングやリーディングはしなくてもいいの?」と
質問がありました。

も ち ろ ん します!

ひと言で終わってしまったので、
少し面白い方法を解説して付け足しにしたいと思います。

多分あなたが英語を読んだりリスニングしたりするときに、
目標を「理解」に置いていることと思います。

しかし、ここで目標を、よっこらしょっと、もう一段階上を目指し、
「自分で使える」にすると、

「読み、聞く」が、自分で「話し、書く」ことにつながり相乗効果バツグンです。

子どもでも大人でも、海外生活が長い方は経験があろうかと思いますが、
「相手が言ったことの一部をそのまま使わせてもらって自分の言葉にしてしまう」
という効率のよい方法が、これです。

たとえば、小説を読んでいて、
“That’s really something.!”という表現がでてきたとします。

このままで理解できるので、立ち止まらず、さらっと流して
読み続けると、「理解」はできても、「自分で使う」レベルには
至らない表現になってしまいます。

ここで、「おっ、これは使えそうだ」という表現だと思ったら、
いったんそこで、立ち止まり、自分だったらどういう場面で使うか、
を想定して自分で使ってみるのです。

同僚が釣りで大きなタイを釣った時の話を思い出しながら、

架空の同僚に、「すごいじゃない。」と言ってみる。
“That’s really something.!”

など、どんどん使う場面を想定して(架空でもかまわないので)
使ってみる。

そうすると、今まで「理解」(受け身の姿勢)でしかなかったフレーズや表現が
「使える」(積極的な姿勢)の表現になっていきます。

小学生の子どもなどは、母語でこれをやっています。

親の会話に出てきた言葉や、テレビできいた言葉を自分の話し言葉に
混ぜてみる。

もちろん、使いこなせていないから、しっくりこない言い方をすることも
多いですが、そうやって、間違った使い方をしながら、
だんだんと自分の言葉として馴染んでいきます。

私は子ども時代、テレビアニメや漫画から
ずいぶん日本語の表現を拝借したように思います。

話すのと書くのは連動する?

私は先ほど、
「読み、聞く」が、自分で「話し、書く」ことに
つながり相乗効果バツグンです。

と書きました。

このような「読み、聞く」と「話し、書く」と
区分けすることについて、よく質問をいただきます。

普通、英語の4技能を区分けする時は、
「話す、聞く」 「読む、書く」と分けるのに、
なぜ私は、「話す 書く」 「読む 聞く」と
分けるのか、というご質問です。

私は使う能力の部分で分けています。

「話す、書く」というのは、創造的能力です。
つまり、自ら文を作り出さなくてはいけない。
(実際に脳の部位でも、文を作る箇所があって、
文を作っているときは、そこが活動しています)。

「聞く 読む」というのは、理解する能力です。
この場合は、発信者は相手で、自分は受け手に
なります。ですから理解力が中心能力となります。

「話す」ことと「書く」ことが連動する、ということが
腑に落ちない方もいるようです。

しかし、ご自身で(日本語で)テキストチャットをしたり、
メールを書いたりするときを考えれば、
納得できると思います。

メールを書くときは、頭で文を作って、指でそれを形にします。
話すときは、頭で文を作って、口でそれを形にします。

手を動かすか、口を動かすか、その違いだけです。

あえて、両者の違いをあげれば、
書く場合は、時間に余裕があるので より複雑な表現を使える。
話す場合は、時間に余裕がないので、簡単な表現になる。

つまり、書く練習をしていると、それは話す練習にもつながります。

話せるようになりたい、という人は、ブログを英語で書いたり、
英語でツイッターをすると非常に効果があります。
私は本の書評をアマゾンのアメリカサイトにたくさん書いています。
やり始めると結構楽しいですよ。

また、アメリカとイギリスに、
Yahoo answers というサイトがあって、
質問を投げかけると、誰かが答えてくれるサービスがあります。

ここにも、私はヒマがあると、自分の意見や知ってることを、
(英語で)どんどん書き込んでいます。

ツイッターの場合は一行でもOKだから、気軽に英語で
つぶやけますね。
英語ネイティブのツイッターを見ていればわかるとおり、
英語はメチャクチャ(文法的に)が非常に多いですね。

あなたも、あまり細かい文法など気にせず、
どんどん発信すると、英語で書く、話す感覚がつかめてきますよ。

話すことに関して、もう一つ、便利な方法があります。
話す場合には、時間的余裕がないため、出来合いのフレーズを
多く使うことで、かなりの時間稼ぎになります。

たとえば、次のような決まりきったフレーズです。

今にわかるでしょう
We’ll see.

私にできることはやります
I’ll see what I can do.

そうしよう
Let’s do that.

簡単そうだね
That sounds simple enough.

それはうまい冗談だね
That’s a good one.

今晩何したい?
What do you want tonight?

久しぶり
It’s been a while.

いいですね。
That sounds nice.

その話し乗った!
I want to get in on this.

こういった簡単な日本語は、いちいち考えて話すというより、
もう、フレーズ丸ごとそんまんま 使いまわしていますよね。

英語でも実は同じで、「そのまんま」使いまわす言葉がゴロゴロあります。
いちいち頭のなかで作文なんてせず、そのまんま使います。