英語ネイティブの語彙力を身につけるには?

以前、「現在形は日頃の習慣」を
表すと書いたところ多くのご質問をいただいたので、
まず、その補足をいたします。

たとえば、

Mr. Ogawa writes film scripts.

というのは、
「小川氏は映画の脚本を常日頃書いています。」
ということですから、
「小川氏は映画の脚本家です。」ということになります。

これから考えると、中学でまず習う次の文、
“What do you do?” が、
「あなたは(常日頃)何をしますか?」ということから、
「あなたのお仕事って何?」になることが
わかります。

“What do you do?” を丸暗記してしまった人もいるかも
しれませんが、上記のように理解したほうが分かりやすいと
思います。

その答として、
「私は常日頃、映画の脚本を書いています。」、つまり、
“I write film scripts.” になるわけです。

以上 補足でした。

さて、今回は、ご質問の多い、「語彙の増やし方」についてご案内します。

語彙は、英語力がどのレベルであっても常に
頭から離れない、英語学習者の悩みのタネでは
ないかと思います。

実は、英語ネイティブでさえ、語彙不足に悩み、
何とか語彙を増やそうとしているのです。
たとえばアメリカ人がよく使う、ヤフーのアメリカ版では、
どうやって、SATの語彙を覚えたら効率が良いかという
質問がわんさか出てきます。

SATというのは、アメリカ版センター試験で、4年生大学に
入学を希望する学生に課せられる試験です。
ちなみに、アイビーリーグレベルの大学では、9割程度の
得点がボーダーラインと言われています。

また、帰国子女枠で日本の大学に入学する場合も、
東大や慶應では、9割程度の得点が必要と言われています。
私などはこれじゃあ、一般入試のほうがラクなんじゃない(^m^ )と
思ってしまいます。

このSATのテストでも、語彙力が問われ、アメリカの高校生を
大いに悩ませているのです。
レベルは大体 英検1級レベルの語彙くらいですが、
高校生だとやはりこのレベルをクリアするのが大変なんですね。
TIMEなどカタイ読み物は読みそうもありませんからね。

私達が一生懸命大学受験で難解な漢字を覚えるのと同じかもしれません。

では、こういった質問に対する、大人のアメリカ人のアドバイスは?

教養のある英語ネイティブのアドバイスは、どういったものかというと、

*繰り返す
*たくさん読む

語彙増強は基本的にはこれがベストであり、こうするしかないと
私も感じています。

人間は忘れるようにできているので、完璧に一発で覚えられる
そして、未来永劫忘れない、ということは、まずないでしょう。

多くの学習者の方たちは、 1日 10単語を覚えれば 1ヶ月で300単語覚えられる つまり、1年で3600個。

と思っているかもしれません。
しかし、残念ながらその通りにはいかない・・・・
なぜなら、人間は忘れるからです。

同じやり方でも、

1日100個 覚える

次の日も 同じ100個を覚える、
次の日も・・・
という繰り返しのほうが効果的です。
なぜなら、これだと「忘れる」ことを
あらかじめ考慮しているからです。

2日目の定着率は100個のうち 2つか3つかもしれません。
3日目は 5個かも知れません。
しかし、これを繰り返していくと、
あるときいきなり ぐーん と記憶に定着する時がきます。
今日は30個しかまだ思い出せなかったのに、
次の日に、60個思い出せた。

さて、覚える素材ですが、単語集で覚えたい人、
英文に当たって覚えたい人、人それぞれだと思います。

好きなほうで試してみることをお勧めします。

私は個人的には、英文に当たって覚えるほうが好きです。
なぜなら、結局は、実際の英文中で 一つの単語につき
20回くらい出合って、やっと頭の中で熟成して自分の単語に
なってくるからです。

つまり、結局は、英文に当たらないと、単語だけで覚えても
意味がないと思うからです。

今日新聞記事を読んで、未知単語に30個であったとしましょう。
その未知単語は、時間のあるときに、電子辞書の履歴で、
何度もチェックして記憶に定着しているか確認します。
パソコンを立ち上げるまでの時間、駅での待ち時間、
歯を磨きながら・・・ 電子辞書は、携帯よりもこまめにチェックする。

そして、次の日、同じ新聞記事を読み、単語が定着しているか
確認する。
たいてい、定着していません。(汗)。

そして新しい新聞記事も読みます。未知単語30個。
この新しい未知単語と昨日から取り掛かっている未知単語30個、
あわせて60個。
これを、また同じように何度もこまめにチェック。

次の日、一昨日の新聞記事+昨日の新聞記事を読みます。
一昨日の新聞記事の単語定着率はちょっとアップするでしょう、
でも完璧ではありません(汗)。
副産物として、一昨日の新聞記事は最初の時よりスラスラ読める。
そして、今日の新しい新聞記事にも取り掛かる。

こんな形で、1週間分の過去をいつも引きずりながら(L(´▽`L )♪
読む、単語チェック を繰り返していきます。

アメリカ人の高校生以上の単語力をつけることも可能です。