インプットで仕入れた英語は自分で使う

自分で英語を話す場合、書く場合、頭の中から
能動的に英語を取り出して使う必要があります。

その場合、もちろん、英語のルールにのっとって英語を
アウトプット(話す、書く)しなければ、誰にも理解できない
ものになってしまいます。

英語を単語で覚えても、単語を並べただけでは意味は通じません。
英語は、語順を厳格に守ることによって、文脈を作っています。
ですので、勝手な単語の羅列は、意味を成さなくなってしまいます。

インプットの場合、英語を英語の語順のまま理解していると、
それをそのままアウトプットで応用することができます。

つまり、インプットで習慣化された英語の語順は、自分が英語を
自分で作ってアウトプットする時に、必ず役に立ちます。

ここで、もう一歩進めて、能動的にインプットすることをお勧めします。

それは、インプットしながら、その文型やフレーズを自分で使ってみる
ことです。

たとえば、U.S.News というアメリカの雑誌のオンライン版で、
次のような見出しが載っていました。

How Much Longer Will Boomers Need to Work?

アメリカでは63歳頃が平均的定年らしいですが、その後の生活を
支える年金を十分にもらえる人たちが少なくなってきている、という
記事です。

見出しは、「ベビーブーマーはあとどれだけ働かなくちゃいけないのか?」

ということです。日本同様、生活を考えると、簡単に定年退職できるほど、
アメリカも甘くはなくなってきているらしいです。

ここで、”How much longer”に注目して、では、「あとどれくらい~?」という
フレーズを使って、英語を作ってみよう、と考えてみてください。

たとえば、3時に歯医者の予約をしてたのに、いま3時15分。
待合室で待たされたまま。 4時から会社のミーティングに戻らなくちゃいけない。

受付にいって、「すみません、あとどれくらい待たなくちゃいけないでしょうか?」
といういいたくなる場面。

こういった自分の生活での場面をイメージして、How much longer を使って
英語で言ってみるのです。

“How much longer do I have to wait?”

などはどうでしょうか?

“How much longer does it take?”

とした読者もいるでしょう。

インプットしたら、できるだけ自分で使ってみることです。

それは、文全体の構造にしても、フレーズにしても、です。

日本語同様、英語でも頻繁に使う英文の型(構文)はよく目にします。
会話などでは、
I’m going to ~.
I want to ~.
I have to ~.
など中学で習うものから始まって、

It takes a while to ~ (~するにはしばらく時間がかかります)
When it comes to ~ (~に関していえば)
Come to think of it, (そういえば・・・)
He has what it takes. (ヤツには素質があるね)

など、英文の型が決まっていて、それを有効に使うことで、
ゼロから英文を組み立てていくよりも、はるかにラクに
自分の言いたいこと、書きたいことを表現できます。

これは、日本語でも同じ事で、
「~に関していえば」の、「関していえば」は、決まった言い方で、
英語のネイティブが日本語を話すときは、「関していえば」を
使えるようにすればよいわけです。

言葉の組み合わせは、数字的には無数にあることになりますが、
実際に使う組み合わせは、このように頻繁に使われる英語という
観点から考えるとかなり限られます。

ですから、これをうまく利用すると、英語ネイティブと同じ表現を
ネイティブ感覚で使うようになれます。

読む、聞くだけにとどまらず、自分で活用するように意識すると、
話す、書く に つながっていきます。

編集後記
丁度このメルマガを編集していた時に、日経新聞で、
「記憶に残る勉強法」についての記事を読みました。
米パデュー大学の研究班が、科学の教科書を被験者に
読ませたところ、次のような正答率を得たとのことです。

1 1回読んだだけ  27%
2 図表化する    45%
3 4回繰り返し読み 47%
4 自己テスト     67%

自己テストが圧倒的に高い記憶の保持、ということでした。

自己テストの方法は、教科書を読んだあと、本を伏せて
覚えた内容を書き出す自己テストを2回繰り返すということ。

インプットしたら、使う。 お忘れなく!