ボキャブラリーが増え、リーディングが得意になる読み方

ボキャブラリーをもっと増やしたい、仕事の英文や、資料を
もっと理解して速く読めるようになりたい。

そういった望みは、英語を学習する方はほとんどの人が
持っている。

しかし、いざ、単語帳で英単語を暗記しても、すぐに
忘れてしまう。

また、リーディングをしようと頑張って英字新聞を広げてみたものの、
結局1つの記事も読み通せず、捨てることになってしまう。

英単語を覚えようとする時に、従来の方法で覚えるのは
非常に効率が悪い。

従来の方法とは、よくある、単語 それから 日本語の意味を
丸暗記する方法だ。

この方法を少なくとも、

日本語=> 英単語 の順番に変えるだけで、記憶に定着する。

たとえば、

relief => 安心 と暗記しても、

後日再び暗記しているかどうかテストするため、

relief  と書かれたカードをみても、記憶の取っ掛かりが全くないから
思い出せない。

もちろん、1語だけならば、思い出せるだろうが、
毎日10語、1週間で70語を覚えようとすると、
この従来の方法ではよほど忍耐がないと難しい。

これを、逆、つまり、

安心 => relief

とするだけで、記憶に残る。
なぜなら、すでに「安心」という日本語を知っていること、
その「安心」という言葉の周辺のイメージ、例えば、
「あったかいイメージ」「安らぎ」「すやすや眠る赤ちゃん」なども
この「安心」という言葉を形作っていて、それらと  relief を
結びつければいいからだ。

つまり、 安心 => relief  と言った場合には、
潜在的に、あなたの中に眠る「安心」という言葉が引き起こす
様々なイメージが一緒にくっついていて、それと  relief  を
結びつければよいことになる。

これをさらに進めると、

単語単位よりも、もっと長い意味の単位のほうがイメージが湧きやすく、記憶に残りやすい。

たとえば、

「私の気持ちを少しも安心させてくれず、その時間になってしまった。」

この中で、
「私の気持ち」は なんて英語で表現するんだろう?

「安心」は、何ていうのだろう?

という意識をもって、今度は英文を読んでみる。

そうすると、

私の気持ち => my feelings
安心 => relief

となっている。

The time came, without
bringing with it any relief to
my feelings.

このように英文を読んでいくと、英語がわかるだけでなく、
語彙がどんどん増えていく。

さらに、表現の使い方、
私の気持ちをもたらす の 「もたらす」には、bring を使うこと、
など、単語レベル以上の内容も、網羅することができる。

単語帳で丸暗記することや、前後に脈絡のない英文が1文
置かれている中で、単語を覚えるのは、非常に難しい。

しかし、文章の中で、従来の 英語から日本語でなく、
「日本語」で問題意識を持ち(この単語はなんと英語で表現するのか?)
その上で、英文を読んでいくと、理解力が深まるだけでなく
記憶にも定着する。

さらに、この方法は、発信する際にも威力を発揮する。

普通の読み方では、記憶に残らないのは日本語の本でも
同じである。
ピータードラッカーの翻訳本を読んでも、そこで使われている
文をそのまま覚えているわけではない。

人間の脳には、編集能力があり、内容を自分なりに編集して
記憶している。
だから中身は理解したが、表現そのものを覚えているわけではない。

日本語の場合は、これでももちろん問題はない。
なぜなら、あなたは日本語で発信する際は、すでに自分が蓄積した
表現力を持っているからだ。

しかし、英語の場合は、表現力も自分のものにしたいはずだ。

その際に、この内容を英語で表現するとなんていえばいいのか?
という視点に立って英語を読むと、それをそのまま自分の英語表現に
しやすくなる。

その読み方が、日本語=>英語 の順で読む読み方だ。
しかも、漠然と読むのでなく 「私の気持ちを休める」は、
英語では何ていえばいいのか?
という視点を持ちながら読むことで、英語表現力がついてくる。