英語アウトプットの重要性

出力を意識して入力をする

出力=>話す、書く
入力=>聞く、読む

英語学習者のほとんどの人は、アウトプット(出力)をしていない。

「いえ、私は音読しています。」という人もいるが、
ここで私が言っている出力とは、

「自分のアタマで考え、自分で英語を作る」出力だ。

つまり、目の前にある英文を読み上げることではなく、
白紙の状態から、英語を作り上げる出力。

考えるまでもなく、あなたが日本語で話をしているときは、
お手本を読み上げるのではなく、あなた自身の思考力で
言葉を組み立て、あなた自身の表現を使って話をするはずだ。

簡単な今日の予定について話すときも、

「これから会議があります。終わったらそちらに伺います」
という人もいれば、
「私はこれから会議があるので、その話については
会議が終わり次第、伺いましょう。」
という人もいるだろう。

内容が同じでも、「使う言葉」は個人個人で違うはずだ。

逆に、この言い方で言わなくてはいけない、などと決められたら
話せなくなってしまう。

つまり、話す事柄を念頭には置くが、実際に使う言葉には
自由度があるし、それは自動的に口から出てくる。

英語でも最終的には同じ能力が必要になる。

自分の表現を使って自由に話す。

しかし、英語の場合は、これが難しい。

まず、間違えてはいけないと思う。
それから、話せといわれても話せない。

ところが、

英語を習得する上では、本当は、次の
2点が重要になってくる。

*間違えないと話せるようにならない。
*普通に話せないから、工夫して何とか話す。

間違えは、子供が言葉を覚える過程と
考えてもいい。
子供は完璧な言葉を操れないが、
間違いを修正しつつ、だんだんと
言葉を習得していく。

これと同じ方法だと考えれば、間違ることは、言語習得の上では、必須なのではないかと思えてくる。

さらに、話せない というのも、
少しずつ、話せる言葉を増やしていく、
という視点に立てば、徐々に英語がつながっていく。

いきなり立派な英文を話そうなどと大上段に
構えないことだ。

Do you like English tea?

と聞かれて、

Yes. としか最初は言えない。
しかし、もう少し言えるようにしようと思い、
Yes, but I also like coffee. などと、
間違っても、流暢でなくてもいいから、
一語でも多く英語をクリエイトしようと
し続ければ、やがてかなりの分量の
英語を話せるようになってくる。

日本で英語を学習すると、なかなか出力の
機会がない。

残念なことだが、それを逆手にとって
効果的な学習法をとることも可能だ。

英会話学校だと、やはり他の生徒の手前、
先生の手前、間違えると恥ずかしい。

しかし、一人学習ならば、

*間違えても恥ずかしくない。
*じっくり時間をかけて練習できる

というメリットがある。

とくに重要なのは、
間違えたりできなかったりした箇所を
自分で確認できる点だ。

「ああ、 [入れたての紅茶]っていいたいんだけど、
これが言えないんだなあ」と
自分で確認し、不完全でも何とか言えるようにしてみる
ことは、英語力を大きく高める。

さらに、このような出力の場を設けることで、インプットの効率もすこぶるよくなる

ということを、知っておいて欲しい。

いたずらに、一生懸命英語を聞いても、
それが出力につながらないと、効率が悪い。
つまり、それほど記憶に残らない。

これは日本語でも同じだ。
10分ニュースを聞いて、それを人に説明しようと
しても、なかなかできるものではない。
それほど、記憶というのはあいまいらしい。

ところが、聞くのでも読むのでも、
あとで「出力する」ということを前提と
考えると、効率が非常によい。

鳩山家は、代々東大卒が義務のようになっている
らしいが、面白い勉強法があるそうだ。

それは、勉強した内容を、家族に説明するという
方法。

つまり、出力(家族に説明)を前提に勉強(入力)を
するわけだ。

こうすることで、うろ覚えではとても説明などできない
から、しっかりと説明できるレベルにまで理解を深める
ことになる。

さらに、説明を実際におこなうことで、

*自分の言葉で論理的に話す力が鍛えられる
*それにより、記憶がさらに強化され、
*また、うろ覚えの箇所がどこかを把握できる

という効果もある。

英語学習でも、出力(アウトプット)を意識的に
取り入れることで、出力(話す、書く)能力も
高まる上、入力(聞く、読む)場合の理解力も
高まる。