リーディングで差をつけた元祖MBA

リーディングで英語の底力をつける!について
書きました。

とくに、腰をすえて本格的に英語力増強を目指す
ビジネスマンにおすすめです。

日常会話や買い物だけにとどまらず、
「仕事で使える英語」を求めるなら、
リーディングは欠かせない。

英語のレベルを引っ張っていくのはリーディングで、
リーディングによって、単語力、連語力、表現力が
受け身の形で身についていく。

リーディングを起点にして、内容理解ができたら、
そこから、

*パラフレーズ(自分の言葉で言い換え・書き換え)
*要約

と進めていき、能動的な英語力、つまり自分で発信する
英語力へとつなげていく。

もちろん、リーディングといっても堅い新聞記事ばかりでなく、
もっと内容が楽しめるものもOK.
インタビューを記事に書き起こした内容なども、実際の会話よりも
きちんとした英文で書き起こされるので、洗練された表現が学べる。

簡単なところでは、たとえば www.amazon.com で気に入った作家の
インタビューを読んで、そこから表現を借りていく。

たとえば私は最近人気がある女流作家Kristin Hannah のインタビューが
掲載されているのを読んだが、こんな感じ。

「インタビュアー」: どうして小説の舞台をシアトルにしたんですか?

「Kristin Hannah」:

Quite simply, I chose Seattle as the backdrop of Firefly Lane
because it’s so much a part of who I am.

質問への返事の中で

舞台 に backdrop と使っている。
一般の辞書では、舞台は、scene などだろう。
たとえば、 The scene of my novel is in Seattle. など。

また、
One of the great things about being a writer is that ~.
という言い方をしている箇所があり、これは、
常套句で、このまま何度でも使いまわせる言い方だ。

このようにリーディングをしていると、リスニングの時も、
“One of the ~”と聞こえてきたら、先ほどの表現が頭のなかで
選択肢の一つとして浮かぶ。
“One of the great things about ~”

リスニングは決して聞いたその瞬間にわかるのではない。
「聞く前から」わかっている。

リスニングに関してちょっと脱線すると、日本語で、
「今日は疲れていたので、早く家に帰ろうと思い、
 早めに仕事を・・・」と聞けば、
・・・の部分は、
「切り上げた」「片付けた」「終わらせた」「始末した」など
が予想されている。
聞いてからわかるのではなく、すでに頭が勝手に予想している。

こういった言語のアプローチを「レクシカルアプローチ」というが、
(言語は有限の連語から成り立っていて、決して無数で無差別な
 組み合わせがあるわけではない。そして脳はそれを自動的に処理している)、
この予想を可能にするためには、たくさんの組み合わせに当たる必要がある。

それには、ネイティブがもっとも自然に使っている英語、
リーディング、リスニングでインプットするのがもっとも望ましい。

さて、リーディングに話を戻すが、以前 日経新聞で、
キッコーマン会長の茂木 友三郎氏が、コロンビアビジネススクール
日本人第1号MBAとして(昭和36年です、ひえ~っ)、学校で奮闘した
時の模様を書いている。73歳のMBAである。

とにかく読む分量が多く大変だったこと、それに加え、米国人は
自分の2倍の速さでどんどん読んでいく事。
しかし、次第に気づいたことがあるという。
それは、読むスピードと理解力は決して同じではないということ。

茂木氏は、スピードこそ米国人に劣るものの、内容理解に励み、
かならず原文を要約をしたという。
そのため、試験直前は、いちいちすべてを読み返す必要がなく、
要約したノートを読み返せばいい と述懐していた。

早く読んでも内容を理解していなければ何にもならない。
最近本屋で速読関連本が流行らしいが、どれだけたくさん読んでも
身についていなければ意味はないだろう、と茂木氏が諭しているようだ。

内容を理解しているかどうかを確認するには、内容を自分の言葉で
言い換えるパラフレージング、そして要約がおすすめだ。
これを英語でもやると、英語発信力がものすごくつく。

同時通訳者は、このパラフレージングと要約を徹底的に訓練するそうだ。

あなたも英語学習のときに、自分の言葉で発信するクセをつけると
(ライティングでも口頭でもOK),今までの半分の時間で倍の英語力が身につきます。