イマージョンを自分でも実践して英語力を上げる。

日本語も英語も公用語の大学が日本にあります。
国際基督教大学(ICU)。
一年生は毎日のようにみっちり、英語運用能力を磨きます。
もちろん、授業は英語で。 2年以降も英語で専門科目を勉強します。

就職先の英語力評価はピカ一だそうです。

ネイティブと同様にはなれないが(暗示的な表現などはネイティブにかなわない
どんなに日本語通の外人がいても、日本語で負ける気がしないのと同じ)、
ネイティブと機能的にコミュニケーションをするのには、全く支障がない。

つまり、表向き全く支障なくコミュニケーションもできるし、英語を扱える。

これがイマージョン教育の強みでしょう。

英語ができる人とできない人の違い
では、英語ができるようになるイマージョンをプログラムは、
どういうところが、「できる」にかかわるのか。

手っ取り早い話が、そこだけを抽出して、あなたの英語上達プログラムに
組み込んでしまえばいいわけだから。

私が確信的に推測をもっているのは、イマージョン教育で習得した英語は、
脳の「手続き記憶」と呼ばれるもっとも原始的で深い記憶に刻み込まれている
のだろう、ということ。

この「手続き記憶」は、考えずとも自動的にできる を可能にする記憶。
たとえば、毎日繰り返す服を着る動作。これ、意識しなくても、勝手に
手が動いて、器用にボタンをはめてくれる。

同じく、車の運転。若葉マークは、いちいち車線変更のとき、ミラーをみて、
など危なっかしいけど、慣れると、すべてが自動。
運転しながらタバコ吸い、ラジオのトーク番組をきき、ウーロン茶を飲み・・・。

運転が自動的にできるから、こんなことも可能になっている。

この記憶は人間だけにあるのでなく、もっとも原始的な記憶なので
他の動物ももっている。
サルが芸を覚えるのもここの記憶。どうりでスムーズな芸ですね・・・。

日本語をしゃべるのもそうですね。
「暑い」と思っても口からでることばは、相手によって違う。
「本当に暑いですねえ。」
「いつになったら涼しくなるんだか。」
「暑くってやってらんねえ。」

口から出る言葉は、自動ですね。

英語ができる人は、英語でもこれができている。

さて英語が苦手な人。

英語ができない人は、「知識の記憶」として英語を覚えようとしている。
つまり、今日覚えた英語は明日も覚えているハズ、と考える。
歴史の年号、数学の方程式、暗記したものは、フォローしなければ
忘れ去られる運命にある。
英単語も同じ、英文も同じ。

ところが、1日2日で覚えられないとそこで止めてしまう。
才能がないとあきらめる。
なので、英語ができない。

1日2日でアラビア語ができないのは、当たり前だと思うけど、
英語ができないと才能がないと思う。

アラビア語を1日でマスターできないのは、語学の才能がないからなんでしょうか???

アラビア語同様、英語って才能じゃあないんですね。
忘れたらまた繰り返す、または忘れる前にすかさず繰り返す。
これを繰り返すと、車の運転と同じように、スムーズにできるようになってくる。

理論だけでもないんですね。理論は基本、必要。
でも、その次のステップ「実践」がないと身につかない。
ペーパードライバーはいつまでも、運転がぎこちないけど、
毎日運転してる人は スムーズに運転ができる。
理論は同じことしか知らないのに、体が覚えているかどうかの違い(実践)が大きい。

イマージョン式は、忘れたら繰り返す。そして忘れまた繰り返す。
忘れるの当たり前。
これを繰り返すから、そのうち忘れる前にまた、繰り返す、という
ことになる。
当然、毎日学校でイマージョンやるから、だんだんと忘れるよりも
蓄積が増えてくる。
こうやって蓄積された記憶は 海馬(脳の機能部位)が「短期記憶」でなく
重要だから「長期記憶に」とどめようと振り分けてくれるようになる。
「長期記憶」に振り分けられると、それがいつでも取り出せるようになる。
ここに、英語が貯蔵されれば、英語が自由に操れるようになるわけだ。

以上イマージョンの驚くべき効果と成功例。

さて、
みなさん、「話す」ことに興味があるようなので、話すことのヒントを一つ。
長い文章を話すと思うと必ずコケる。
長い英文なんて、頭の中に「長期記憶」されていないからコケる。
受講者に英語で話してもらうと、英語5語以上は皆さんコケる。

自分の記憶の分量を把握して話してみるといい。
たいてい3語から5語の短文は皆さん得意。
なので、短文をバンバン言えるようにするのが近道。
バンバン一人で言えるようにしていくと、
ドンドン口からでるようになりますよ。

そのまんま受講生の例:

I went to Osaka.
I bought omochi.
It was good.
I used Shinkan-sen.
It was a busy day.

上記の短文レベルは考えずに口からバンバンでてくる。
次の段階は、文章をつなげる接続詞andや soとか then なんかを
効果的に使うようになると、短文感覚で、かなり話せるようになる。

I got up earrly in the morning and took Shinkan-sen.
I went to Osaka and bought omochi.
It was a busy day, so I went to bed early at night.

and や so をいれるだけでかなり良くなります。

よどみなく話すには、「I got up」を口から出しているときは、
意識は「Shinkan-sen」あたり。
常に話しているところよりも、3メートル先。
I got up を口からしゃべってるときに、次は early だろうか
それとも fastかなって思ってたら、コケる。

意識は常に数メートル先、が流暢な英語の鉄則。
これが可能なのも、短文が長期記憶にバッチリと記憶されていて、
その出し入れは、自由にできるから。
あとは、これを鍛えて、接続詞でつなげる方法、
5語以上の文章にトライする方法など、ドンドンと難度を上げていけばいい。