英語量を増やすこと、質より量で英語勘を養う。

最近私は毎朝スターバックスによって、カフェラテを飲みながら
その日のスケジュールをチェックしている。

同じように毎朝私の隣の席に、

50代とおぼしきビジネスマンが
コーヒーをすすっている。

彼は、いつも小さなラジオ(多分)をイヤホンで聞きながら

NHKの英会話テキストを片手に持っている。

多分、英会話ラジオ放送を聞きながら、英語を勉強しているんだと
思う。

こういった地道な努力は、英語上達には役立つ。

習慣化こそ、英語上達の第一の早道。

毎日毎日続ける人は、必ず伸びている。

一日では伸びは感じられない
かもしれないが、1年後振り返ってみると、自分でもその進歩に驚くはずだ。

さらに、この伸びをもっと顕著にしたいならば、

もっと実践的なナマの英語をガンガン聞くべきだ。

「英語3段とび吸収法」講座の開発を手伝ってくれた帰国子女さんとお会いした。

彼女は、ジャパングリッシュという部分と、リスニングのポイントを担当して
もらったのだが、中学時より米国に渡った彼女にとって、英語は最大の
難関だったそうだ。

彼女よりさらに大変だったのが、彼女の弟。小学年で米国に行ったものの、
全くしゃべらない。その当時は内気だったらしく、とにかく自分から話すことが
なかったそうだ。

1年が経過し、周りのみんなが心配している中、いきなり、英語をしゃべりだした
そうだ。

本当に、いきなり、という表現がピッタリだったという。

そしてこのケースは海外に渡った日本人の子どもには結構あるそうだ。
それは、しゃべるということの前提には、かなりの量のリスニングが必要になってくるわけなので、そのリスニング量がかなり蓄積された頃に、自分から話しはじめるというアウトプットに転換されるんだと思う。

言葉には、同じことを表現するのでも、いくつもの言い回しがある。
本当はそれらをかなり自分のポケットにしまいこんで置かないと、流暢に話すことはできない。
ポケットの引き出しが少ないと、言い回しとして適切ではなくてもちょっとズレている 言い方だとわかっていても、他の応用がないため、その表現で乗り切るしかない。

シャイな子どもなんかは、この段階ではまだしゃべらずに、もっともっと
自分の持ち駒の表現がたまるまで、黙り込んで、持ち駒がかなり増えた
時点でしゃべり始める のだろう。
だから、一気に流暢に話し始めるように回りは感じるに違いない。

こういった状況を、日本にいながら築くことはできないだろうか?

一番の近道は、英語の量をできるだけ多くすること。
しかも、ナマの英語をドンドン聴く。

NHKで放映している海外ドラマ。テレビドラマは、映画にくらべてしゃべる
量が多いので(しゃべることで、ストーリー内容を展開していくことが多いから)、

英語習得には効率がいい。

映画も、何本もみることで、同じ表現、似通った表現をたくさん耳にいれることが
できる。これを蓄積していくと、かなりの英語力になっていく。

また、同じ表現や、一見カンタンな英語でも、その発音とか、言い回しが違う
いろんな場面に遭遇しておくと、

実践英語力を鍛えるのにとても役立つ。

たとえば、トム・ハンクス主演の「レディ・キラー」

トム・ハンクスが仲間とカジノのカネを盗むストーリーだが、南部を舞台に
しているので、英語が南部なまり、標準英語に慣れていると、こういった
英語に耳がついていかなくなる。

たとえば、下記のようなカンタンな表現でも、結構聞き取りが難しくなる。

家の女主人”You ever study at Bob Jones University?”

トム・ハンクス”I have not had that privilege.”

No と答える代わりに、その大学で学ぶ機会には恵まれなかった
という表現で、Noよりもやわらかく、そして教養があるように聞こえる。

家の女主人”Oh, that’s a Bible school. Only the finest in the country.”

家の女主人”I send’em $5 every month.”

トム・ハンクス”That is very generous…..”

たった、これだけのやり取りでも、英語を話す人の発音・バックグランド、
やわらかい表現、硬い表現などを吸収していくことができる。

特にこのアメリカの南部なまりの英語とか、イギリスの結構地方の英語
なんかは、聞き取りにくい。
でも、何度か経験すると、

それでもやっぱり耳は慣れてくる。

標準的な発音だけでなく、こういった英語も聴こえるようになってくると面白い。

ぜひ、フォーマルでない英語にもチャレンジしてください。