いやあ、いまや映画監督としても大活躍の北野たけし監督の母 北野さき さんの本を読んでびっくりした。

北野たけし監督は、漫才から始まって、お笑い番組の企画、司会など さまざまな才能を見せつけているけれど、どうしてあんなに多彩なのか?

その答えが、どうも彼の育った環境、特にお母さんにあるみたいなのだ。そしてこれは、抱腹絶倒プラス感動モノの話だった。

お母さんである北野さき さん、明治37年生まれというから、子供のたけしは遅くに生まれた子供らしい。

さき さんは、13歳で家が破産、それから苦労の連続が始まる。

母親をスグに亡くし、入り婿だった父親は 人が良すぎて人の分まで借金を背負い、家が破産。

若干13歳ながら、「きっと家を取り戻そう。私が何とかしなくっちゃ。私しかいないんだ。」

(「ここに母あり」北野さき一代記 北野さき著 角川文庫)

東京に上京し、女中奉公で、いじめられならがも、なんとか続け、変なきっかけで結婚をする。

この相手が、大酒のみ。

普段は人前で話もできないくらい気が弱い分、家に帰ると暴れる。

ペンキ屋の仕事で収入も当てにできない状況で、お母さんは、また

「私がなんとかしなくちゃ」

と考え、3男1女を育て上げる。

まず、すごいのは、時間があればどこにでも仕事を求めて稼ぎに行く。とにかく、いつも内職をしている。

そして、「貧乏の悪循環は教育で断つ」。

子供たちに対しては貧乏で申し訳ない、けどそんなこといったってしょうがない。

「おまえね、人の目なんか気にすんな。

気にしないで、とにかく勉強しろ。

勉強して勉強して貧乏から抜け出すんだ。

とにかく勉強しろ。

親が死んだって石にかじりついてでも、学校卒業しろ。

学校卒業すりゃ、どんな仕事でも好きに選べるんだ。」

(同上より引用)

もう 考え方の根底にあるのが、

「貧乏は循環するんですよ。

貧乏人は金がない。

金がないから学校に行けない。

学校に行けないからろくな仕事に就けない。

稼げる仕事に就けないからこそ貧乏で、子どもを学校にやれない。

こんなこといっちゃ、お釈迦様が怒るかもしれないけど、貧乏ばかりが輪廻する。」

(同上より引用)。

もう、ここまで行くとすごい。

家の近所の人たちは狂気の沙汰だといっていたそうだ。

もっと裕福な家でさえ、大学まで通えさせないのに、男3人を大学へ入れちゃうんだから。

ビートたけし著「たけしくん、ハイ!」新潮文庫によると、

「すごいんだよ、うちのおふくろはさ。

 

(中略)うちはひと部屋しかなくてさ。裸電球がポンとあって、そこで兄きがね、変なみかん箱みたいんで、いつも勉強してたのよね。

だけど親父が酔っ払って帰ってくると大変なんだ。

「バカヤロ!明るくて寝られやしないじゃねえか。」ってどなるのよ。

すごく怒るわけ。

それでね、おふくろが、なんつうんだろう、昔、自転車の前につけるやつみたいな、でっかい懐中電灯、あれをもってね。塩むすびを2つくらいつくって兄きつれて、近所の、人けのないところへ行くのよね。

1回あとついてったらね。兄きが、街灯の下で、しゃがんで本読んでんのよ。
そのうしろから、お袋が、持ってった懐中電灯で本の上を照れしてやんの。

あれを見たときは驚いちゃったね。」

母親について、まさしく当時の教育ママであったと書いている。

当人も明治大学に入学するが、もっとすごい「自分にしかできないものに挑戦したい」と大学は中退。

そこからお母さんの期待を上回る活躍をすることになる。

彼は、社会がひいたレールよりも、もっと自由で大きな世界のほうが性に合っていたんだろう。

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