「正統派英語」と「くだけた英語」を両方楽しむ!

学校英語というとどうしてもとっつきにくく堅苦しい、というイメージを持っている人が多い。


最近の中学校の英語の教科書を見ると、かなり会話中心になっていて、今度は逆にこれだけでいいのかな、という気がしないでもない。

最近日本でよく見かけるが、

ノンジャパニーズでも片言の日本語は話せる人が多い。

けれども私たちから見ると、じゃあ、彼らに日本語で書かれた新聞の社説を読んだり
選挙について一緒に議論したり、などを期待できるかというと、やっぱり日本語では
ムリだろうなあ、と感じてしまうのではないか。

不思議だが、電車などで洋書ペーバーバックを楽しんでいるビジネスマン・ウーマン
は結構いるが、日本語の文庫本を読みふけっているノンジャパニーズに出くわしたことがない。

これだけ日本語の本が簡単に手に入るのに、やはり日本語を読むのは苦手らしい。
逆に日本人は英語を読むことを苦にしない人が結構いる。

どちらがいいか?

私は両方だと思う。

できればせっかく学校で最低6年間接してきた英語は無駄にしたくない。
これは、あなたの英語の資産として考えて、これを土台にこれからドンドン英語力を
伸ばしていくことを考えた方が効率的だし、上達も早い。

その上で、今までマイナスになっているクセ、たとえば読む際に必ず日本語に約すこ
と、リスニングがほとんどできないこと、などをドンドン伸ばしていくと相乗効果で
全体的な英語力が伸びてくる。

日経新聞にこんなコラムが載っていた。

73歳になる秋吉敏子さんという、知る人ぞ知るジャズ界で活躍したピアニスト兼作曲
家が今までの人生を振り返っているのだが、彼女は日本人ではじめてボストンのバークリー学院に入学。いわずと知れた音楽の登竜門だ。

そして卒業後の米国を拠点に活動。マイルス・ディビスはじめ多くの巨匠と競演をこ
なしていく。

その後秋吉敏子ジャズオーケストラを結成し、黒人および白人のメンバーを中心に活
動を続けてきた。

彼女いわく彼女が作曲するのは、「ジャズ語」つまり正統派のクラッシックと比べて
音がなまっている、という。

これは黒人がジャズの中心であること、黒人がしゃべる英語はよく「ストリート英
語」といわれ、正統派英語とはちょっと区分されることがあることから、こういった
名前をつけたらしい。

あくまで正統派がどういうものかを理解した上で、「ジャズ語」で物語を刻んでい
く、だから観客にメッセージが伝わっていくのだそうだ。

すでに20枚のアルバムを制作し、そのうち10枚がグラミー賞候補となる天才ぶりを
発揮してきた。

正統派英語をCNNのアナウンサーから、そしてストリート英語とまではいかないが、
くだけた英語を映画や日常会話から吸収するようにしてくると、バランスのよいどこ
に出ていっても動じない英語力が身についてくる。

英語はジャズ同様、活きたもの。人間が実際に使っているものだから学問のように堅
苦しい枠だけで考えないほうがいい。

秋吉さんはよく、「自分に厳しすぎる」といわれるそうだが、そんな時はかならず
「自分に厳しくすることは自分にチャンスを与えること」と考えるそうだ。

自分のワザを磨いていけば、当然結果がついてくる。グラミー賞に10回も候補に上
がっているのはそのいい証拠だ。
「自分に厳しい」=>「能力向上」=>「多くのチャンス」という好循環ができてく
る。

英語習得はここまで厳しくしなくても、「多くのチャンス」が到来してくる。

英語ができるだけで、

「差別化」=>「チャンス到来」となり、私の周りの英語達人は、みなさん元気にド
ンドン上昇していっている。